しなやかな動作とは?~無駄な力みをなくして、身体をもっと自由に~

「しなやかな動作」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
柔らかくて美しい動き、無駄のないスムーズな所作、軽やかに流れるような歩き方。
例えば、椅子から立ち上がる動作ひとつをとっても、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を過剰に使う人 、骨盤・股関節をうまく使ってスッと立ち上がる人では動きの効率が大きく変わります。
前者は、力みやすく疲れやすい立ち方になりがちですが、後者は体の構造や自然の力を活かして最小限の力でスムーズに動けます。
この違いは、日常の何気ない動作でも積み重なり、 「動きやすい体」か「動くと疲れやすい体」か を大きく左右します。
では、しなやかな動作を身につけるにはどうすればいいのでしょう?
ポイントは 「力みを抜く」 ことです。
どうして「力みを抜く」ことがしなやかな動作に繋がるのか?
まず、私たちの身体には、重力や床反力を上手に使うことで、動作が無理なくスムーズになるという特徴があります。力んで動かすのではなく、重力に任せて動くことで、余計な筋力を使わずよりスムーズに動けるのです。
例えば、椅子から立ち上がるとき。立ち上がり時に「股関節を使う」とよく言われますが、それだけでは十分な力を発揮できません。重要なのは、重心を踵に預けながら、床反力を利用して身体を持ち上げることです。この時、腰や膝の力に頼りすぎず、体全体で力を発揮させることがポイントになります。
重心の預け方と床反力を使う
しなやかな動作を実現するためには、まず自分の重心をどこに預けるかを意識することが重要です。例えば、立ち上がる時や歩く時に、重心をつま先に預けると、前方にバランスが偏り過剰に筋肉が活動し疲労や痛みがでやすくなります。反対に背骨や骨盤・股関節を上手に使い、重心を踵に預けることで、適切な関節運動と骨格の支えにより動きが自然でしなやかになります。
また、床反力をうまく活用することも、しなやかな動作の秘訣です。床からの反発力を利用して身体を持ち上げることで、無駄な筋力を使うことなく、スムーズに動けるようになります。
しなやかな動作を身につけるために
関節が硬いと、動きにくさを感じることが多いですが、「重力の使い方」「重心の預け方」「床反力を意識する」ことを少しずつ意識するだけで、動きが大きく変わります。力んで動くのではなく、身体の内側の感覚を大切にし、無理なく動けるようになることで、動作がしなやかに変わります。
最後に
日常動作を見直しあなたの動きを少し変えるだけで、驚くほど体が軽くなるかもしれません。
今後も、皆さまの健康向上にお役に立ちできそうな内容をご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください!